「働かなくても、株を持っているだけでお金が入ってくる暮らしができたら…」そんな話を一度は耳にしたことがあるかもしれません。SNSや本のタイトルでよく見かける「配当金生活」という言葉。なんだか夢のように聞こえますが、実際のところ何を指しているのでしょうか。今回は投資を始めたばかりの方に向けて、「配当金生活とは」何なのかを、できるだけやさしい言葉でお話ししていきます。
配当金生活とは?まず結論から
配当金生活とは、ざっくり言うと「会社からもらえる配当金だけで、毎月の生活費をまかなう暮らし方」のことです。給料の代わりに、株を持っていることで定期的に入ってくるお金で生活する、というイメージですね。
ここで出てくる「配当金」というのは、会社が稼いだ利益の一部を、株を持っている人(株主)に分けてくれるお金のことです。多くの会社では、年に1回や2回、株主にこのお金を配ります。つまり配当金生活とは、この「分け前」をたくさん集めて、それだけで暮らせる状態を目指すことだと考えてください。
身近なたとえで考えてみる
少しイメージしづらいかもしれないので、身近なものにたとえてみます。たとえば、あなたが小さなりんご農園の一区画を持っているとしましょう。あなた自身は毎日畑仕事をしなくても、農園全体がうまく回っていれば、収穫の季節になると「あなたの区画ぶんのりんご」が届きます。その量は、持っている区画の広さによって変わります。
株式投資における配当金も、これとよく似ています。あなたが持っている株の数(区画の広さ)に応じて、会社が稼いだ利益(収穫)の一部が届くのです。区画をたくさん持っているほど、届くりんご、つまり配当金も多くなります。配当金生活とは、この「届くりんご」だけで台所をまかなえるくらい、区画を増やした状態だとイメージすると分かりやすいかもしれません。
もう一つ、別の見方もあります。配当金は、アパートの大家さんが受け取る家賃にも似ています。部屋(株)を貸しておくと、毎月や毎年ちょっとずつお金が入ってくる。その合計が生活費を超えれば、家賃収入で暮らせる大家さんのような状態になる、というわけです。
どのくらいの元手が必要なの?
では、実際にどのくらいの株を持てば配当金生活ができるのでしょうか。これはよく聞かれる質問ですが、目安として「配当利回り」という考え方があります。配当利回りとは、投資したお金に対して、1年間で何パーセントの配当金がもらえるかを表す数字です。
| 項目 | 内容 |
| 配当金 | 会社が利益の一部を株主に分けるお金 |
| 配当利回り | 投資額に対して年に何%もらえるかの目安 |
| 配当金生活 | 配当金だけで生活費をまかなう暮らし方 |
たとえば配当利回りが年3%だとすると、100万円ぶんの株を持っていれば、1年でおよそ3万円の配当金が入る計算になります。仮に年間で240万円の生活費が必要なら、単純計算で8,000万円ほどの株が必要、ということになります。こうして数字にしてみると、配当金生活がそう簡単な道のりではないことが見えてきますね。
もちろん、これはあくまで大まかな目安です。配当利回りは会社や時期によって変わりますし、配当金が減ったり、出なくなったりすることもあります。「この金額を持てば一生安泰」という保証はどこにもない、という点は心にとめておきたいところです。
業者比較で押さえたい審査基準と実績についてもっと深く知りたい方へ → こちらの記事が参考になります。
なぜ配当金生活が注目されるの?
では、なぜこれほど多くの人が配当金生活に憧れるのでしょうか。一番大きな理由は、「自分が働き続けなくても、お金が入ってくる仕組み」への関心だと思います。会社員として毎月働いて得る給料は、働くのをやめれば止まってしまいます。一方、配当金は株を持っている限り、自分が休んでいる間にも入ってくる可能性がある。この点に魅力を感じる人が多いのですね。
また、配当金は受け取るたびに「投資の成果」を実感しやすいという特徴もあります。株の値段が上がるのを待つのとは違い、定期的に現金が手元に届くので、投資を続けるモチベーションになる、という声もよく聞きます。ただし、配当金を出すかどうかは会社の判断次第です。業績が悪くなれば配当が減ることもあるので、「もらえて当たり前」と思い込まないことも大切です。
まとめ
ここまで、配当金生活とは何かを見てきました。最後に要点を整理しておきます。配当金生活とは、会社から受け取る配当金だけで生活費をまかなう暮らし方のことです。りんご農園の区画やアパートの家賃のように、持っている株の数に応じてお金が届く仕組みが土台になっています。ただし、それなりの元手が必要なうえ、配当金は増えたり減ったりするものなので、夢だけでなく現実的な数字もあわせて知っておくことが、最初の一歩として何より大切です。まずは「配当金とは何か」をやさしく理解するところから、ゆっくり始めてみてはいかがでしょうか。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。