「銀行に預けているだけだと、なんだかもったいない気がする」――そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。給料はそう簡単に増えないのに、モノの値段はじわじわ上がっていく。そこで気になり出すのが「資産運用」という言葉だと思います。でも、いざ調べてみると「儲かる」という声と「損する」という声がどちらも出てきて、結局どっちなの?と迷ってしまいますよね。この記事では、その答えをどちらか一方に決めつけるのではなく、資産運用のメリットとデメリットを一枚のテーブルのように並べて、フラットに眺めてみたいと思います。良い面も注意したい面も両方知ったうえで、自分に合うかどうかを判断する材料にしてもらえたらうれしいです。
そもそも資産運用ってどんなこと?
資産運用とは、ざっくり言うと「持っているお金に働いてもらう」ことです。たとえるなら、お金をただ箱にしまっておくのではなく、畑にまいて育てるイメージに近いかもしれません。預金だけだとお金は基本的にそのままの量で留まりますが、株式や投資信託などにまわすと、増える可能性が出てくる代わりに、しぼんでしまう可能性も出てきます。この「両方の可能性がセットでついてくる」という点が、資産運用を語るうえでいちばん大事なポイントです。だからこそ、片方だけを見て飛びつくのも、片方だけを見て怖がるのも、どちらももったいないわけですね。
資産運用のメリットとデメリットを表で比較
まずは全体像をつかむために、良い面と注意したい面を並べてみましょう。下の表をぱっと眺めるだけでも、雰囲気が伝わると思います。
| 観点 | メリット(良い面) | デメリット(注意したい面) |
| お金の変化 | 長い目で見ると増えていく可能性がある | 値動きで一時的に減ることがある |
| 物価への対応 | モノの値上がりに負けにくくなりやすい | 必ず勝てるわけではない |
| 手間 | 積立など自動化すれば放置しやすい | 商品選びや勉強に時間がかかる |
| 気持ち | 将来への安心感につながりやすい | 下落時に不安で眠れなくなる人も |
こうして並べてみると、メリットとデメリットはコインの裏表のような関係だと分かります。「増える可能性」と「減る可能性」、「自動化のラクさ」と「最初の勉強の手間」。どちらか一方だけ手に入れることはできない、というのが正直なところです。
メリットをもう少しかみくだくと
資産運用のいちばんの魅力は、やはり「時間を味方につけられること」だと思います。たとえば毎月コツコツ積み立てる方法なら、最初に大きなお金がなくても始められますし、雪だるまが転がりながら少しずつ大きくなるように、利益がさらに利益を生む流れも期待できます。これは複利と呼ばれる考え方ですが、難しく考えなくても「早く始めた人ほど、転がす時間が長くなる」と覚えておけば十分です。また、物価が上がると現金の価値はじわじわ目減りしますが、運用にまわしたお金はその波に乗れる場合があります。預金だけだと取り残されやすい、という時代背景も後押ししているわけですね。
デメリットも正直に見ておこう
一方で、注意したい面から目をそらすのはおすすめできません。最大のデメリットは、やはり「元本が減ることがある」点です。投資した金額が必ず戻ってくる保証はなく、タイミングによっては買ったときより値段が下がっていることもあります。さらに、値動きを見て一喜一憂してしまい、本来は長く持つつもりだったのに、こわくなって安いところで手放してしまう――こうした「気持ちの揺れ」も立派なリスクです。お金そのものの上下だけでなく、自分のメンタルとの付き合い方も含めて考える必要があります。だからこそ、生活費や近いうちに使う予定のお金まで全部つぎ込むのではなく、「当面使わない余裕資金」で始めるのが基本になります。
海外FXおすすめ業者の選び方まとめについてもっと深く知りたい方へ → こちらの記事が参考になります。
こんな人に向いている/いったん見送りたい人
では、資産運用はどんな人と相性が良いのでしょうか。整理すると、向いているのは「すぐには使わないお金が少しある人」「数年〜数十年という長い時間をかけられる人」「値動きに毎回ハラハラしすぎない人」です。逆に、近いうちに大きな出費が決まっている人や、減るのが少しでも嫌だという人は、まずは生活防衛のための預金を厚くするところから始めても遅くありません。大切なのは、周りが始めたから自分も急がなきゃ、と焦らないことです。
まとめ
ここまで、資産運用のメリットとデメリットを表と具体例で並べて見てきました。増える可能性と減る可能性はいつもセットで、どちらか片方だけを選ぶことはできません。だからこそ、いきなり大きく動かすのではなく、少額・長期・余裕資金という三つを意識して、自分のペースで小さく試してみるのが現実的だと思います。良い面と注意したい面の両方を手元に置いておけば、いざ始めるときも、迷ったときも、落ち着いて判断できるはずです。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。