2026年7月31日(金)|信頼できる日本経済ニュースを毎日お届け

米国債のやり方をわかりやすく解説

米国債って、実際どうやって買うの?

「米国債に興味はあるけど、実際の買い方がよくわからない」――そう感じている方は、意外と多いです。株のようにアプリを開けばすぐ買えるイメージがなく、なんとなく「難しそう」「自分には早いかな」と後回しにしてしまいがちですよね。

でも安心してください。米国債のやり方は、一度流れをつかめばそれほど複雑ではありません。この記事では、実際の操作・注文の出し方を中心に、初心者でも迷わないようにステップごとに解説します。むずかしい金融用語は、できるかぎりかみくだいて説明しますね。

米国債のやり方①:口座を用意する

米国債を購入するには、まず「外国債券を取り扱っている証券口座」が必要です。銀行の普通預金口座とは別に、証券会社に口座を作る必要があります。

国内の主な証券会社のほとんどは、米国債の取り扱いをしています。口座開設はオンラインで完結することが多く、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)を用意すれば、数日〜1週間程度で手続きが終わります。

証券会社によって手数料のしくみや取り扱う銘柄数がちがうので、自分に合った業者を選ぶことが大切です。どの業者を使うか迷ったら、業者の選び方・比較を参考にしてみてください。口座開設の前にざっと見比べておくと、あとで後悔が少なくなりますよ。

米国債のやり方②:銘柄と購入金額を決める

口座ができたら、次は「どの米国債を買うか」を決めます。米国債にはいくつか種類があり、満期(お金が戻ってくるまでの期間)によって分類されています。イメージは「定期預金の期間を選ぶ」感覚に近いです。

種類 満期の目安 特徴
Tビル(短期国債) 1年以内 短期・低リスク。利子は少なめ
Tノート(中期国債) 2〜10年 バランス型。個人に人気が高い
Tボンド(長期国債) 20〜30年 利率は高めだが価格変動も大きい

初心者には、2〜5年満期の中期国債(Tノート)が比較的扱いやすいとされています。購入単位は証券会社によって異なりますが、日本円で数万円から購入できるケースが多いです。「まとまった金額がないと買えない」と思いがちですが、意外と少額から始められます。

利率(クーポン)とは?

米国債には「クーポン(利率)」と呼ばれる年間の利子がついています。たとえば利率4%の米国債を100万円分購入すると、年間4万円の利子が受け取れるイメージです(実際は半年ごとの支払いが多い)。満期まで持っていると、利子を受け取りながら最終的に元本も戻ってきます。

米国債のやり方③:実際の注文の出し方

銘柄と金額が決まったら、いよいよ注文です。ここが「やり方」のなかで一番気になるところかと思います。基本的な手順は次のとおりです。

  1. 証券会社のサイトまたはアプリにログインする
  2. 「外国債券」または「米国債」のカテゴリーに移動する
  3. 買いたい銘柄を検索して選ぶ(満期年・利率・価格などが表示される)
  4. 購入数量(または購入金額)を入力する
  5. 注文内容を確認して「注文する」ボタンを押す

米国債の注文は、株のように「指値」「成行」を細かく使い分けることはあまりなく、多くの場合は「提示価格で購入する」シンプルな形です。証券会社が提示している価格(時価)で購入するだけなので、難しい操作は必要ありません。

注文確認画面でチェックするポイント

注文を確定する前に、次の点を確認しましょう。

  • 銘柄名・満期日が正しいか
  • 購入金額(円換算)が想定どおりか
  • 為替レート(ドル円レート)が表示されているか
  • 手数料の金額がいくらか

特に為替レートの確認は重要です。米国債はドル建てで購入するため、為替の動きによって円換算の損益が変わります。「金利は高いのに円高になって思ったより利益が出なかった」ということも起こりえるので、為替リスクについては事前に理解しておきましょう。

米国債のやり方④:売るときの手順と満期について

満期まで持ち続ければ、額面金額がそのまま戻ってきます(これを「償還」と呼びます)。途中で売ることも可能ですが、その場合は市場価格での売却になります。

  1. 保有している米国債の一覧を確認する
  2. 売りたい銘柄を選んで「売却」をタップ
  3. 売却数量を入力して注文を確定する

途中売却の場合は、購入時より価格が下がっていると損が出ることもあります。「当面使わないお金で長期保有する」というスタンスが、初心者には向いているでしょう。逆に急に現金が必要になったときに売ることもできるので、定期預金よりは柔軟ともいえます。

まとめ:米国債のやり方は「口座開設→銘柄選択→注文確定」の3ステップ

米国債のやり方を整理すると、次の流れになります。

  • 外国債券対応の証券口座を開く
  • 満期や利率を見て銘柄を選ぶ
  • アプリやサイトから注文を出す(難しい操作は不要)
  • 満期まで持つか、途中で売却するか決める

株の売買と比べてシンプルな操作で購入できるのが、米国債の魅力のひとつです。利子が定期的に受け取れるうえ、満期まで持てば元本が戻ってくるしくみは、初心者でも理解しやすいと思います。「まず少額でやってみる」というスタンスで、気軽に試してみるのもよいと思いますよ。

※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の取引・業者を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いいたします。
田中 誠一郎
この記事の執筆者
田中 誠一郎
FP2級 証券外務員一種 元・証券会社15年
元・大手証券会社に15年勤務後、独立。FP2級・証券外務員1種保有。バイナリーオプション・FX・資産運用を中心に、入門者向けの解説記事を多数執筆。「難しい金融知識をわかりやすく」をモットーに活動中。

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