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つみたてNISAで失敗する人の共通点とは?原因と対策をやさしく解説

「みんなが良いと言うから始めたのに、なんだか思ったより増えていない気がする…」「もしかして、自分のやり方が間違っているのかな?」――つみたてNISAを始めたばかりの方から、こんな不安の声をよく耳にします。せっかく将来のためにとコツコツ積み立てているのに、つみたてNISAで失敗する理由がわからないままだと、続けるのが少し怖くなってしまいますよね。この記事では、つみたてNISAで失敗する人の共通点を、初心者の方にもわかりやすく整理してみました。原因がわかれば、対策もぐっと立てやすくなります。一緒に見ていきましょう。

そもそも「つみたてNISAで失敗する」ってどういう状態?

まず大切なのは、「失敗」の中身を分けて考えることです。つみたてNISAは、長い時間をかけてゆっくり育てていく制度です。たとえるなら、植えたばかりの苗木をすぐに「実がならない」と言って抜いてしまうようなもので、短い期間で結果を判断してしまうと、せっかくの仕組みを活かしきれません。苗木が大きな木になるまでには何年もかかるように、お金が育つのにも時間が必要なのですね。

よくある「失敗した」と感じる状態には、次のようなものがあります。

  • 少し値下がりしただけで不安になり、途中でやめてしまった
  • 何に投資しているのかよくわからないまま続けている
  • 手数料が高い商品を選んでしまっていた
  • 生活が苦しくなるほど無理な金額を積み立てていた

こうして並べてみると、相場そのものよりも「自分の付き合い方」に原因があるケースが多いことに気づきます。たとえば同じ商品を持っていても、淡々と続けられた人と途中でやめてしまった人とでは、数年後の結果が大きく変わることも珍しくありません。つまり、つみたてNISAで失敗する理由の多くは、相場を当てる技術というより、知っておけば避けられる「心がまえ」の部分にあるのです。

つみたてNISAで失敗する人の共通点3つ

ここからは、つまずきやすいパターンを3つに分けて見ていきます。自分に当てはまるものがないか、チェックしながら読んでみてください。

1. 値下がりにびっくりして、すぐにやめてしまう

一番多いのが、これです。投資の世界では、価格が上がったり下がったりするのは当たり前のこと。天気が晴れの日もあれば雨の日もあるのと同じです。ところが、はじめての方は少し値下がりするだけで「損してしまった!」と慌てて売ってしまいがちです。でも、売らずに持っている間は、まだ「画面の上で数字が動いているだけ」の状態。実際に売ってはじめて、その時の価格で損や得が確定します。雨の日に傘を投げ捨ててしまうのではなく、やむのを待つイメージを持っておくと、気持ちが少し楽になります。長く続けることが前提のつみたてNISAでは、この「途中でやめる」が、もったいない結果につながりやすいのです。

2. 中身を理解しないまま選んでいる

「ランキング1位だったから」「友だちがおすすめしていたから」という理由だけで商品を選んでいませんか。もちろん参考にするのは悪くありませんが、自分が何に、どんな割合でお金を入れているのかを知らないままだと、値動きの理由がわからず、不安だけが大きくなってしまいます。たとえば「世界中の会社にまとめて少しずつ投資している商品」なのか、「ある国だけに集中している商品」なのかでも、値動きの感じ方は変わります。中身を知っておくと、ニュースで何かが起きたときも「だからこう動いたのか」と落ち着いて受けとめやすくなります。

3. 無理な金額で続けている

「早く増やしたいから」と、生活費を削ってまで多めに積み立ててしまうのも要注意です。急な出費があったときに耐えられず、結局やめざるを得なくなる――これも、つみたてNISAで失敗する理由としてとても多いパターンです。投資にまわすお金は、当面使う予定のない「しばらく置いておける余裕分」から考えるのが基本。生活費や、もしもの時のための貯金まで投資にまわしてしまうと、相場が下がったときに心まで一緒に揺れてしまいます。

原因別・つまずきを防ぐための対策

共通点がわかったところで、次は対策です。むずかしいことはありません。下の表に、原因と対策をまとめてみました。

つまずきの原因 やさしい対策
値下がりが怖い 「下がる時期もあって当たり前」と最初から心づもりしておく
中身がわからない どんな対象に投資しているか、商品の説明を一度だけでも読んでみる
無理な金額 「これなら続けられる」という少なめの金額から始める
結果を急ぎすぎる 数年〜十数年単位でゆっくり見るつもりで構える

ポイントは、どれも「ガマン」や「根性」ではなく、最初に少し仕組みを知っておくだけで実践できることだという点です。とくに「無理のない金額で、長く続ける」という姿勢は、初心者の方が安心して取り組むための土台になります。慣れてきて余裕が出てきたら、そのときに金額を少しずつ増やしていく、という順番でも十分です。

続けやすくするための、ちょっとした工夫

「頭ではわかっていても、つい値動きが気になってしまう」という方も多いと思います。そんなときに役立つ、小さな工夫もいくつか紹介します。

  1. 口座の残高を毎日チェックしない。たとえば月に一度など、見る回数を決めておくと、日々の上下に振り回されにくくなります。
  2. 「なぜ始めたのか」をメモに残しておく。老後のため、教育費のためなど、目的を思い出せると、不安なときの支えになります。
  3. 下がった月こそ「同じ金額でいつもより多く買えている」と考えてみる。視点を変えるだけで、気持ちのつらさがやわらぐことがあります。

どれも特別なことではありませんが、こうした小さな仕組みづくりが、結果として「長く続けられる人」と「途中でやめてしまう人」の差になっていきます。

不安なときに思い出したい、たった一つの考え方

つみたてNISAは、短距離走ではなく、ゆっくり歩くマラソンのようなものです。途中で疲れて立ち止まりたくなる日もあるかもしれませんが、いったん仕組みを整えてしまえば、あとは時間が味方をしてくれます。値動きに一喜一憂せず、「自分が続けられるペース」を守ること。これが、つみたてNISAで失敗する理由を遠ざける、いちばんシンプルで効果的なコツです。

もし今、少し不安を感じているとしても、それは真剣に向き合っている証拠です。焦らず、わからないことは一つずつ調べながら、自分なりのペースで続けていきましょう。

※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の取引・業者を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いいたします。
田中 誠一郎
この記事の執筆者
田中 誠一郎
FP2級 証券外務員一種 元・証券会社15年
元・大手証券会社に15年勤務後、独立。FP2級・証券外務員1種保有。バイナリーオプション・FX・資産運用を中心に、入門者向けの解説記事を多数執筆。「難しい金融知識をわかりやすく」をモットーに活動中。

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