「アップルやマイクロソフトみたいな会社の株、自分も持てたらいいな」——そんな気持ちで米国株に興味を持った方は多いのではないでしょうか。海外旅行の前に、まずパスポートを取って、両替して、持ち物リストを作りますよね。米国株もそれと似ていて、いきなり飛び込むより、ちょっとした下準備をしておくほうが安心です。この記事では、米国株を始める前に知っておくべきことは何かを、出発前の準備リストのようにステップ形式でやさしく整理していきます。難しい専門用語は出てきません。肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
米国株を始める前に知っておくべきことはステップで考える
準備というと身構えてしまいますが、ひとつずつ順番にこなせば大丈夫です。料理でいえば、いきなり鍋に火をつけるのではなく、まず材料をそろえて、レシピを読んで、それから作り始めるイメージ。米国株を始める前に知っておくべきことは、大きく次の3ステップに分けられます。
ステップ1:米国株が「どんなもの」かをざっくりつかむ
米国株とは、その名のとおりアメリカの企業が発行している株のことです。私たちが普段使っているスマホやパソコン、動画配信サービスなど、世界中で使われている商品やサービスを作っている会社が多いのが特徴です。日本の株と基本の仕組みは同じで、「会社のオーナーの権利を少しだけ買う」というもの。お店の常連客になるのではなく、ほんの少しだけそのお店の持ち主になる、という感覚に近いかもしれません。まずはこの全体像を頭に入れておくと、次のステップが理解しやすくなります。
ステップ2:お金の「居場所」を用意する
株を買うには、株を保管しておく専用の場所が必要です。これが証券口座です。銀行口座が現金の置き場所なら、証券口座は株の置き場所、とイメージしてください。米国株を扱うには、米国株に対応した口座を用意する必要があります。ここで気をつけたいのが、どこで取引するかによって手数料やサービスが少しずつ違うという点です。旅行代理店を選ぶときに、料金やサポートを見比べますよね。それと同じで、自分に合った場所を選ぶことが大切です。具体的な見比べ方が気になる方は、取引業者の比較もあわせて参考にしてみてください。
ステップ3:使うお金の「上限」を決めておく
始める前にいちばん大事なのが、これかもしれません。「いくらまでなら使っても生活に困らないか」をあらかじめ決めておくことです。投資の世界では、株の値段が上がることもあれば下がることもあります。生活費や急な出費に備えるお金まで使ってしまうと、ちょっとした値動きにも心が落ち着かなくなってしまいます。お祭りの屋台で「今日はここまで」とお小遣いの上限を決めるように、最初に枠を決めておくと、気持ちにゆとりが生まれます。
準備のときに知っておきたい注意点リスト
ステップを押さえたら、次は見落としがちなポイントを確認しておきましょう。下のリストは、出発前に「忘れ物はないかな」とチェックする感覚で目を通してみてください。
海外FX・BO初心者向け業者選びガイドについてもっと深く知りたい方へ → こちらの記事が参考になります。
- 為替の影響がある:米国株はドルで取引されるため、円とドルの交換レートによって、同じ株でも円に換算した金額が変わります。海外で買い物をするときの両替レートのようなものだと考えると分かりやすいです。
- 取引できる時間帯が日本と違う:アメリカの市場が動くのは、日本では主に夜から早朝にかけてです。日中にこまめに見る必要はないので、生活リズムに合わせて付き合い方を決めましょう。
- 手数料や税金の仕組みを軽く知っておく:買うときや利益が出たときに、手数料や税金がかかることがあります。細かい計算を覚える必要はありませんが、「コストがある」という事実だけは頭の片隅に置いておくと安心です。
- 情報は英語が多い:本場の情報は英語のものが多いですが、最近は日本語でわかりやすく紹介してくれるサイトも増えています。無理せず読める範囲から始めれば十分です。
初心者が無理なく続けるためのコツ
準備が整ったら、あとは「続けられる形」にすることが大切です。最初から大きな金額で勝負しようとすると、値動きが気になって日常が落ち着かなくなりがちです。まずは少額で、慣らし運転のつもりで触ってみるのがおすすめです。自転車に初めて乗るとき、いきなり坂道を下る人はいませんよね。平らな道でゆっくり感覚をつかむのと同じで、小さく始めて、少しずつ慣れていくのが遠回りのようで近道です。
また、毎日値段をチェックして一喜一憂する必要はありません。気になる会社の名前やニュースを、ときどき眺めるくらいの距離感のほうが、長く穏やかに付き合えます。投資は短距離走ではなく、のんびりした散歩のようなものだと思っておくと、気持ちが楽になりますよ。
まとめ
ここまで、米国株を始める前に知っておくべきことはどんなことかを、準備のステップと注意点に分けて見てきました。やることは、(1)米国株の全体像をつかむ、(2)証券口座という置き場所を用意する、(3)使うお金の上限を決める、という3ステップ。そこに為替や取引時間、コストといった注意点を添えるだけです。旅行の準備と同じで、ひとつずつそろえていけば決して難しくありません。焦らず、自分のペースで一歩目を踏み出してみてくださいね。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。