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初心者向け高配当株の始め方ガイド

高配当株って何?まずここから

「高配当株」という言葉、なんとなく聞いたことはあるけど、具体的に何なのかよくわからない……そんな方、けっこう多いんじゃないでしょうか。まずは基本から一緒に整理しましょう。

株式投資には大きく2つの「もうけ方」があります。ひとつは株を安く買って高く売る「値上がり益(キャピタルゲイン)」、もうひとつは会社から定期的に受け取る「配当金(インカムゲイン)」です。高配当株とは、このうち配当金の割合が特に高い銘柄のことを指します。

配当金の目安を示す指標が「配当利回り」です。計算式はシンプルで、年間配当金 ÷ 株価 × 100で求められます。たとえば株価1,000円の株が年間40円の配当を出すなら、配当利回りは4%です。一般的に3〜4%以上の銘柄が「高配当株」と呼ばれることが多いです。

銀行預金の利息が0.001%台の時代に、配当利回り3〜5%というのはかなり魅力的に映りますよね。ただし、後ほど説明するリスクもしっかり理解した上で進むことが大切です。

高配当株の始め方:3ステップでわかる流れ

高配当株の始め方を初心者向けに教えてほしい、というご要望をよく受けます。難しそうに見えますが、大きな流れは3つのステップに分けられます。

ステップ1:証券口座を開く

株を買うには「証券口座」が必要です。銀行口座と似ていますが、株式などの金融商品を売買するための専用口座です。ネット証券なら自宅にいながらスマホやパソコンで手続きができ、口座開設は無料です。どの証券会社を選べばよいか迷う方は、業者の選び方をまとめた記事も参考にしてみてください。

ステップ2:銘柄を選ぶ

口座ができたら、次は買う株(銘柄)を選びます。高配当株を探すときに確認したい主なポイントをまとめると、以下のようになります。

確認項目 見るべき内容 目安
配当利回り 株価に対する年間配当の割合 3%以上が目安
配当性向 利益のうち配当に回している割合 50〜60%以下が安定しやすい
業績の安定性 売上・利益が継続して出ているか 赤字が続いていないか確認
配当の継続年数 何年続けて配当を出しているか 10年以上あると安心感がある

「配当性向」という言葉が出てきましたが、難しくありません。会社が100万円稼いだとき、そのうち何円を配当として出すか、その割合です。性向が高すぎると、業績が少し悪くなっただけで配当を減らす(減配)リスクがあるので注意が必要です。

ステップ3:買って保有する

銘柄が決まったら実際に注文を入れます。最初は少額から試してみるのがおすすめです。東証に上場している株は多くの場合、1単元=100株からの購入になります。株価が1,000円なら10万円から購入できる計算です。最近は「単元未満株」といって1株から買えるサービスも増えていますので、少額でまず体験してみるという選択肢もあります。

初心者がつまずきやすいポイント3選

高配当株の始め方を初心者向けに教えてほしいという質問で、特によく出てくる「落とし穴」をあらかじめ共有しておきます。

「利回りが高い=いい株」ではない

配当利回りが8%、10%といった銘柄を見ると「お得そう!」と感じますよね。でも、高すぎる利回りには注意が必要です。株価が大きく下落していると、結果的に利回りが高く見える場合があります。これを「罠の高配当(トラップ高配当)」と呼びます。利回りだけで飛びつかず、業績や配当の安定性と合わせて確認しましょう。

配当は「確定」ではない

配当金は会社が「出します」と宣言して初めてもらえるものです。業績が悪化したり、会社が方針を変えると減配・無配になることがあります。「去年は4%だったのに今年はゼロ」というケースも現実にはあります。だからこそ、業績が安定している会社を選ぶことが大切です。

税金のしくみを知っておく

配当金を受け取ると、原則として約20.315%の税金がかかります。ただしNISA口座を使えば、一定の枠内で配当金が非課税になります。初心者こそNISAを活用することで、手取りを増やしやすくなります。NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠があり、高配当株は主に成長投資枠で購入します。

よくある質問(FAQ)

Q. いくらから始められますか?

証券会社や銘柄によりますが、単元未満株サービスを使えば数百円〜1,000円台から始めることもできます。まずは少額で体験してみるのがおすすめです。

Q. 毎月配当金はもらえますか?

日本株の多くは年1〜2回の配当です。毎月受け取りたい場合は、配当月が異なる銘柄を複数組み合わせる方法があります。

Q. どの業種の株が高配当になりやすいですか?

一般的に、通信・電力・金融・商社などは配当利回りが高い傾向があります。ただし業種だけで判断せず、個別の財務状況を確認することが大切です。

まとめ:まず「少額×分散」で体験を

高配当株の始め方を初心者向けに整理すると、①証券口座を開く → ②配当利回りや業績で銘柄を選ぶ → ③少額から買って保有する、という3ステップです。最初から完璧な銘柄を探す必要はありません。少額で体験しながら、配当金が入金される喜びを実感することが長続きのコツです。

いきなり大金を注ぎ込むのではなく、NISAの非課税枠を使いながら、業績が安定している会社を少しずつ買い集めていく。それが初心者にとっていちばん無理のないやり方だと思います。焦らず、自分のペースで始めてみてくださいね。

※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の取引・業者を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いいたします。
田中 誠一郎
この記事の執筆者
田中 誠一郎
FP2級 証券外務員一種 元・証券会社15年
元・大手証券会社に15年勤務後、独立。FP2級・証券外務員1種保有。バイナリーオプション・FX・資産運用を中心に、入門者向けの解説記事を多数執筆。「難しい金融知識をわかりやすく」をモットーに活動中。

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