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不動産投資の確定申告のやり方を手順で解説

不動産投資で家賃収入が入るようになると、避けて通れないのが確定申告です。「不動産投資の確定申告のやり方が分からなくて不安……」という声はとても多く聞きます。でも安心してください。やることを順番に並べてしまえば、思ったほど複雑ではありません。料理のレシピと同じで、手順どおりに進めれば初めてでも形になります。ここでは入門者の方に向けて、不動産投資の確定申告のやり方をステップ形式でご案内します。

確定申告が必要になるのはどんな人?

会社員の方でも、給与以外の不動産所得が一定額を超えると確定申告が必要になります。家賃収入から経費を引いた利益が出ている場合は、原則として申告の対象だと考えておきましょう。逆に赤字の場合でも、ほかの所得と相殺できることがあるため、申告したほうが得になるケースもあります。「自分は対象なのかな」と迷ったら、まず1年間の収支を計算してみるのが第一歩です。

不動産投資の確定申告のやり方・5ステップ

不動産投資の確定申告のやり方は、レシピのように手順を踏めば迷いません。大まかな流れは次の5ステップです。

ステップ やること
1. 書類を集める 家賃の入金記録、管理費・修繕費・固定資産税などの領収書、ローンの返済予定表を用意
2. 収入を集計 1年間(1月〜12月)の家賃収入を合計する
3. 経費を集計 管理費、修繕費、減価償却費、ローン金利などを合計する
4. 所得を計算 収入 − 経費 = 不動産所得 を出す
5. 申告書を作成・提出 国税庁の確定申告書等作成コーナーやe-Taxで入力し、期限内に提出

とくに大事なのがステップ1の書類集めです。後からまとめて探そうとすると大変なので、レシートをひとつの箱やフォルダにためておくだけでも、当日の作業がぐっと楽になります。毎月の家賃明細を月ごとにファイルしておくと、ステップ2の集計も一瞬で終わります。

経費にできるもの・できないもの

確定申告でいちばん差が出るのが経費の計上です。何が経費になるのかを知らないと、払わなくてよい税金まで払ってしまうことがあります。代表的な例を整理しておきましょう。

  • 経費にできる:管理費、修繕費、固定資産税、火災保険料、ローンの金利部分、減価償却費、物件の見回りにかかった交通費など。
  • 経費にできない:ローンの元本返済部分、自宅用のプライベートな支出、所得税や住民税そのもの。

とくに減価償却費は、お金が出ていかないのに経費にできる項目なので、忘れずに計上したいところです。

青色申告と白色申告、どちらを選ぶ?

不動産投資の確定申告には、白色申告と青色申告の2種類があります。青色申告は事前の届け出と帳簿づけが必要ですが、特別控除などのメリットがあります。入門者向けに違いを整理すると次のとおりです。

  • 白色申告:帳簿が比較的かんたん。ただし特別控除はなし。
  • 青色申告:複式簿記などの手間はあるが、最大の控除や赤字の繰り越しといった特典がある。
  • 事業的規模かどうか:おおむね「5棟10室」が一つの目安とされ、規模によって受けられる控除額が変わります。

最初は白色から始め、規模が大きくなったら青色に切り替える、という進め方も現実的です。無理のない範囲でステップアップしていきましょう。

提出時期と注意点

確定申告の提出期間は、原則として翌年の2月中旬から3月中旬までです。期限を過ぎるとペナルティ(加算税や延滞税)がかかることがあるため、早めの準備が安心です。e-Taxを使えば自宅から提出でき、還付もスムーズです。会計ソフトを使うと、収入と経費を入力するだけで申告書の形に整えてくれるので、入門者の方ほど活用する価値があります。初めての年だけ税理士に頼んで流れを覚え、翌年から自分で行う、という方も少なくありません。

初心者がよくつまずくQ&A

実際に手を動かしてみると、細かい疑問が次々と出てきます。代表的なものをQ&A形式でまとめました。

  • Q. 領収書をなくしてしまったら? A. クレジットカードの明細や通帳の記録でも、支払いの事実を示せれば経費として認められる場合があります。再発行を依頼できるものは早めに頼みましょう。
  • Q. 年の途中で買った物件はどう計算する? A. 家賃も経費も、その年に発生した分だけを集計します。減価償却費も保有した月数で按分するのが基本です。
  • Q. 自宅から物件まで車で見回りに行った費用は? A. 投資に関係する移動なら、ガソリン代や駐車場代を経費にできることがあります。記録を残しておきましょう。
  • Q. 申告を間違えてしまったら? A. 期限内なら出し直し、期限後でも「修正申告」や「更正の請求」で訂正できます。気づいた時点で早めに対応するのが安心です。

こうした疑問は誰もが通る道です。完璧を目指すより、まず一度やってみることで、翌年からは見違えるほどスムーズになります。

まとめ

不動産投資の確定申告のやり方は、(1)書類集め (2)収入集計 (3)経費集計 (4)所得計算 (5)提出、という5ステップに分解できます。ポイントは日ごろから領収書をためておくことと、経費にできるものを正しく把握すること、そして自分に合った申告方法を選ぶことです。手順をひとつずつこなせば、初めての方でも落ち着いて乗り切れるはずです。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。具体的な申告手続きは最新の国税庁情報や税理士にご確認ください。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の取引・業者を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いいたします。
田中 誠一郎
この記事の執筆者
田中 誠一郎
FP2級 証券外務員一種 元・証券会社15年
元・大手証券会社に15年勤務後、独立。FP2級・証券外務員1種保有。バイナリーオプション・FX・資産運用を中心に、入門者向けの解説記事を多数執筆。「難しい金融知識をわかりやすく」をモットーに活動中。

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