ニュースやSNSで「高配当株」という言葉を見かけて、「なんとなく良さそうだけど、結局これって何のこと?」と思ったことはありませんか。投資を始めたばかりだと、こういう言葉ひとつでつまずいてしまいますよね。でも安心してください。高配当株って何のことか分かりやすく知りたい、というあなたの気持ちにこたえるために、この記事ではむずかしい専門用語をできるだけ使わず、身近なたとえ話でゼロから説明していきます。読み終わるころには、ちょっと人に話したくなっているかもしれません。
高配当株って何のこと?果樹園でイメージしてみよう
まず「株」というのは、ざっくり言うと「会社のオーナーの権利を、小さく切り分けたもの」です。あなたがある会社の株を買うと、その会社のほんの一部分の持ち主になれる、というイメージです。
そして会社は、商売でもうけが出ると、その一部を「持ち主のみなさん、ありがとう」という気持ちで分けてくれることがあります。これが「配当」です。配当が多めにもらえる株のことを、まとめて「高配当株」と呼んでいるわけですね。
たとえるなら、株は「果樹園の一区画を買うこと」に似ています。区画を持っていると、毎年そこから果物(=配当)が実って手に入ります。同じ広さでも、たくさん実をつける区画もあれば、あまり実らない区画もあります。実りが多い区画、それが高配当株のイメージです。
値上がりねらいとは何がちがうの?
株でもうける方法には、大きく分けて二つの考え方があります。ここを分けて理解すると、ぐっとスッキリします。
| タイプ | もうけ方 | 果樹園でいうと |
| 値上がりねらい | 安く買って高く売る | 土地そのものを高く売る |
| 高配当株 | 持ち続けて配当を受け取る | 毎年の果物を受け取り続ける |
値上がりねらいは、買ったときより株の値段が上がったタイミングで売って差額を得る方法です。一方で高配当株は、すぐに売らずに持ち続けて、コツコツと配当を受け取っていくことを楽しむスタイル。「売る瞬間をねらう」というより、「持っている間ずっと、少しずつ受け取る」感覚に近いんですね。
どれくらいもらえるの?「利回り」という目安
「実りが多いって、どのくらい?」を数字で見るための言葉が「配当利回り」です。これは、買ったお金に対して一年でどれくらい配当が返ってくるかを、パーセントで表したものです。
たとえば1万円分の株を買って、一年で300円の配当がもらえたら、利回りは3パーセントというわけです。果樹園でいえば「払ったお金に対して、毎年どれくらいの果物が実るか」の効率を見ている感じですね。一般には3〜4パーセントあたりだと高配当株と呼ばれることが多いですが、これはあくまで目安で、決まったルールではありません。
ここでちょっとだけ補足を。配当は、たいてい一年に一回か二回のタイミングでまとめて受け取れます。銀行にお金を預けたときの利息と少し似ていますが、利息のように金額が約束されているわけではない、という点がちがいます。会社の調子しだいで増えることもあれば、減ることもある。その「ゆれ」があるぶん、預金よりも実りが大きくなりやすい、と考えると分かりやすいかもしれません。
いいことばかり?気をつけたい点も知っておこう
ここまで読むと「持っているだけで配当がもらえるなんて最高では」と思うかもしれません。でも、おいしい話には落とし穴もあるので、初心者のうちこそ知っておきましょう。
- 配当は減ることがある:会社のもうけが減ると、配当も減ったりゼロになったりします。果樹園も不作の年がありますよね。
- 利回りが高すぎる時は注意:株の値段が下がったせいで利回りだけ高く見えていることもあります。「実りが多い」のではなく「土地が値下がりしている」場合もあるのです。
- 値下がりのリスクもある:配当をもらえても、株そのものの値段が下がれば、トータルで損をすることもあります。
こうしたリスクは、特定のひとつの会社に絞らず、いくつかに分けて持つことで、ある程度やわらげられると言われています。卵をひとつのカゴに盛らない、という古い言い回しの通りですね。ひとつの果樹園が不作でも、別の果樹園が実ってくれれば、全体としては大きく落ちこみにくくなる、というイメージです。
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始めてみたくなったら
高配当株は、証券会社などに口座を開けば、初心者でも少しずつ買うことができます。会社によって手数料や使いやすさ、扱っている商品はけっこう変わるので、最初に自分に合った窓口を選んでおくと、その後がぐっとラクになります。どこで始めるか迷ったら、取引業者の比較を参考に、サービス内容を見くらべてみるとよいでしょう。
まとめ
最後に、この記事のポイントを振り返ります。高配当株って何のことか分かりやすく知りたい、という疑問の答えは、「持ち続けることで配当を多めに受け取りやすい株のこと」でした。果樹園のたとえで言えば、毎年しっかり実をつけてくれる区画。値上がりをねらうスタイルとはちがい、コツコツ受け取る楽しみがあります。一方で、配当が減ったり株価が下がったりするリスクもあるので、利回りの高さだけで飛びつかないことが大切です。まずは少額から、無理のない範囲で学びながら始めてみるのがおすすめです。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。