「ポートフォリオって、なんか難しそう……」そう思って、なかなか一歩が踏み出せていませんか?実はポートフォリオというのは、難しい投資技術ではなく、自分が持っている資産の組み合わせのことを指します。株や債券、投資信託などを複数持つことで、リスクを分散しながら資産を育てていくイメージです。
この記事では、ポートフォリオの始め方を口座開設→入金→最初の購入という3つのステップに分けて、やさしく解説します。「投資はまだよくわからない」という方でも、全体の流れがつかめるように書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもポートフォリオとは何か?
ポートフォリオとは、簡単に言うと「自分の持っている投資商品の一覧」のことです。たとえば、国内の株を3銘柄・投資信託を1本・外国債券を少し、という組み合わせがあったとすれば、それがひとつのポートフォリオです。
なぜ1種類だけに集中しないのかというと、分散することでリスクを抑えられるからです。ひとつの商品が値下がりしても、ほかの商品が値上がりしていれば損失を補えます。「卵をひとつのカゴに盛るな」という言葉をご存知でしょうか。それと同じ考え方です。
ポートフォリオの始め方を学ぶうえでまず大切なのは、「最初から完璧な配分を決めなくていい」という気持ちで取り組むことです。投資は続けながら少しずつ調整していくものです。
ステップ1:証券口座を開設する
ポートフォリオを作るためには、投資商品を買う場所が必要です。それが証券口座です。銀行口座に似ていますが、株や投資信託を売買するための専用口座だと思ってください。
口座開設の流れはおおよそ次の通りです。
- 証券会社のウェブサイトやアプリから申込み
- 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)を提出
- 審査完了後、IDとパスワードが届く(数日〜1週間程度)
- ログインして口座開設完了
口座の種類は「一般口座」「特定口座(源泉徴収あり)」「NISA口座」などがあります。初心者には、確定申告の手間が省ける特定口座(源泉徴収あり)がおすすめです。
どの証券会社を選べばよいか迷ったときは、手数料・使いやすさ・取扱商品の多さを比較するのが基本です。業者の選び方・比較も参考にしてみてください。
ステップ2:口座にお金を入金する
口座が開けたら、次は購入資金を入金します。ここで注意したいのが「最初からたくさん入れすぎない」ということです。
初心者のうちは、生活費とは別の「余裕資金」だけを使うのが鉄則です。「もしゼロになっても生活に困らないお金」を入れるようにしましょう。最初は1万円〜数万円程度から始める方も多くいます。
入金方法はネットバンキング・ATMからの振込・クイック入金(即時反映)などがあります。証券会社によって対応方法が違うので、開設した会社のサポートページを確認してみてください。
ステップ3:最初の商品を購入してみる
いよいよ実際に購入するステップです。初めてポートフォリオを作るなら、いきなり個別株1本に集中するより、複数の資産クラスに少しずつ分けて買うのが基本的な考え方です。
下の表は、初心者がポートフォリオを作るときによく使われる商品の例です。
| 商品の種類 | 特徴 | リスク目安 |
|---|---|---|
| 国内株式(個別銘柄) | 企業の株を直接買う。値動きが大きい | やや高め |
| 投資信託(インデックス型) | 多くの銘柄に自動分散。初心者向き | 中程度 |
| 債券(国内・外国) | 比較的安定。株と逆方向に動くことが多い | 低め |
| 不動産投資信託(REIT) | 不動産に間接投資。配当が比較的高い | 中程度 |
たとえば「投資信託を70%・日本株を20%・債券を10%」のように組み合わせる例がよく紹介されています。ただし正解はひとつではなく、自分の年齢・収入・リスク許容度によって変わります。
積立設定で「ほったらかし」も可能
多くの証券会社では、毎月決まった金額を自動で購入する積立投資の設定ができます。一度設定しておけば、あとは自動で買い続けてくれるので、忙しい方にも取り組みやすい方法です。積立と一括購入をうまく組み合わせるのも、ポートフォリオ運用の一つのやり方です。
NISAを使えば税金がゼロに
日本にはNISA(少額投資非課税制度)という制度があります。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使って投資すると、一定額まで利益が非課税になります。2024年からは「新NISA」としてリニューアルされ、年間360万円まで非課税で投資できるようになりました。ポートフォリオの始め方を考えるなら、NISA口座の活用は早めに検討する価値があります。
まとめ:まずは小さく始めてみよう
ポートフォリオの始め方を3ステップで整理すると、次のようになります。
- ステップ1:証券口座を開設する(特定口座がおすすめ)
- ステップ2:余裕資金だけを入金する
- ステップ3:投資信託や株など複数の商品を少しずつ買って分散する
大切なのは、最初から「完璧なポートフォリオ」を作ろうとしないことです。まずは小さな金額で始めて、慣れてきたら少しずつ金額や商品の種類を増やしていけば十分です。「なんとなく難しそう」という気持ちが少しでも和らいだなら、今日口座開設のページを開いてみるところから始めてみてください。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。