2026年8月1日(土)|信頼できる日本経済ニュースを毎日お届け

REITのやり方をわかりやすく解説

REITって実際どうやって買うの?

「不動産投資に興味はあるけど、マンションを丸ごと買うお金はない……」そんなふうに思ったことはありませんか?そこで注目したいのがREIT(リート)です。REITは不動産投資信託の略で、多くの投資家からお金を集めてビルや商業施設・マンションなどに投資し、そこから得た収益を分配するしくみです。少額から不動産に間接的に参加できるのが最大の魅力といえます。でも、「名前は知ってるけど、実際のREITのやり方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、REITの買い方・売り方・注文の出し方を、実際の操作手順にそってやさしく解説します。難しい専門用語はできるだけ使わずに説明するので、投資ビギナーの方もぜひ最後まで読んでみてください。

REITのやり方①:まず証券口座を開設しよう

REITを買うには、証券口座が必要です。銀行口座とはちがって、株や投資信託を売り買いするための専用口座だと思ってください。口座の開設は基本的にスマホやパソコンから申し込みができて、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)を用意するだけでOKです。審査が通れば最短数日で使えるようになります。どの証券会社を選ぶかで手数料や取り扱い銘柄が変わってくるので、はじめての方はまず業者の選び方をチェックしてみてください。口座を作るだけなら費用はかからないので、気軽に始めてみましょう。

REITのやり方②:銘柄を探して注文を出す手順

口座が開いたら、いよいよ購入ステップに入ります。REITは証券取引所に上場しているので、株と同じ感覚で売り買いできます。以下の手順で進めてみてください。

  1. 証券会社のアプリまたはWebにログインする
  2. 検索欄に「REIT」や銘柄コード(4桁の数字)を入力して銘柄を探す
  3. 銘柄の詳細ページで現在の価格・分配金利回り・取引量を確認する
  4. 「買う」ボタンをタップし、注文種別・数量・価格を入力する
  5. 内容を確認して注文を確定する

注文には大きく2種類あります。どちらを選ぶかで約定(取引が成立すること)のタイミングが変わります。

注文種別 特徴 向いている場面
成行(なりゆき)注文 今すぐ、今の市場価格で買う とにかく早く買いたいとき
指値(さしね)注文 「○○円になったら買う」と値段を指定する 価格を慎重に選びたいとき

はじめての方は指値注文を使うと、思わぬ高値づかみを防ぎやすいのでおすすめです。ただし、指定した価格に届かないと約定しない(取引が成立しない)点は覚えておいてください。

REITのやり方③:保有中にチェックすること

REITを買ったあとも、定期的に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

分配金(配当のようなもの)を受け取る

REITの魅力のひとつが、定期的に受け取れる分配金です。不動産から得た家賃収入などを投資家に還元するしくみで、多くのREITは年2回支払われます。口座に自動的に入金されるので、特別な手続きは不要です。受け取った分配金をそのまま生活費の足しにする人もいれば、再投資に回す人もいます。自分のスタイルに合わせて使い方を考えてみてください。

価格の変動を確認する

REITの価格は株と同様に毎日動きます。金利の動向や不動産市場の状況によって上がったり下がったりするため、短期の値動きに一喜一憂するより、分配金を受け取りながら保有し続けるスタイルが初心者には向いているといわれています。

REITのやり方④:売り方と税金の注意点

売るときも基本操作は買うときと同じです。証券会社のアプリで保有銘柄を選び、「売る」ボタンから数量と価格を入力して注文を出します。売れたタイミングの価格が「売却価格」になります。

注意したいのが税金です。REITの売却益や分配金には約20%の税金がかかります。ただし、NISA口座を利用すると一定の非課税枠内で税金がかからなくなります。長期保有を考えているなら、最初からNISA口座で購入する方法も検討してみてください。NISA口座は証券口座の開設と同時に申請できる場合がほとんどです。

よくある疑問(FAQ)

Q. REITはいくらから買えますか?

銘柄にもよりますが、数万円程度から購入できるものが多いです。株と同様に1口単位で売買するので、まずは少額からためしてみることができます。

Q. REITは毎日取引できますか?

はい。東京証券取引所の取引時間(平日の午前9時〜午後3時半)であれば、毎日売り買いできます。休場日(祝日・年末年始など)は取引できません。

Q. REITにはどんなリスクがありますか?

価格は変動しますし、金利上昇局面では価格が下がりやすい傾向があります。また、不動産市況の悪化や保有物件の空室増加が収益に影響することもあります。元本保証はありませんので、余裕資金の範囲内で始めることをおすすめします。

まとめ

REITのやり方をまとめると、「証券口座を開く→銘柄を探す→注文を出す→保有・分配金を受け取る→必要に応じて売る」というシンプルな流れです。株の操作に慣れている方なら、すぐに感覚がつかめると思います。はじめはわからないことも多いかもしれませんが、少額からためして操作に慣れていくのが一番の近道です。焦らずマイペースで進めてみてください。

※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の取引・業者を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いいたします。
田中 誠一郎
この記事の執筆者
田中 誠一郎
FP2級 証券外務員一種 元・証券会社15年
元・大手証券会社に15年勤務後、独立。FP2級・証券外務員1種保有。バイナリーオプション・FX・資産運用を中心に、入門者向けの解説記事を多数執筆。「難しい金融知識をわかりやすく」をモットーに活動中。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です