友だちから「FXってさ、持っているだけで毎日ちょっとずつお金が入ってくることがあるんだって」と聞いて、「えっ、それって本当?」と首をかしげたことはありませんか。その正体こそが、今日のテーマである「スワップポイント」です。名前だけ聞くとなんだか難しそうですが、仕組みはとてもシンプル。この記事では、まったくの初心者の方に向けて、スワップポイントって何なのかをゼロからやさしくお話ししていきます。
スワップポイントって何?ひとことで言うと
スワップポイントをいちばんかんたんに言うと、「二つの国の金利の差から生まれる、日々の小さな受け取り(または支払い)」のことです。海外旅行のときに円をドルに替えますよね。その「お金を交換する」のがFXの基本ですが、世界の国はそれぞれ金利が違います。たとえば、金利の低い国のお金を売って、金利の高い国のお金を買って持っていると、その金利の差ぶんを毎日ちょっとずつ受け取れる――これがスワップポイントの正体です。
身近なたとえで考えてみましょう。銀行にお金を預けると利息がつきますよね。日本の銀行はほとんど利息がつきませんが、もし「利息がたっぷりつく国の通貨」を持てたら、その差ぶんがもらえる、というイメージです。日数ぶんコツコツ積み上がっていくのが特徴で、土日のぶんもまとめて反映されることが多いので、平日のある日に少し多めにつくこともあります。
なぜ「差」でお金が動くの?
ここでよくある疑問が「なんで差なの?」というものです。FXでは、ある通貨を買うとき、実はもう一方の通貨を売っています。つまり、片方の国の金利を「もらう」立場になり、もう片方の国の金利を「払う」立場になるのです。その引き算の結果がプラスなら受け取り、マイナスなら支払いになります。
たとえば、金利が高いA国のお金を買い、金利が低いB国のお金を売った場合、もらえる金利のほうが大きいのでプラスになりやすい、というわけです。逆の組み合わせにすると、自分が支払う側になることもあります。ここはとても大事なポイントなので、表で整理してみましょう。
| 持ち方の例 | スワップポイントの向き |
| 高金利の通貨を買って、低金利の通貨を売る | 受け取りになりやすい(プラス) |
| 低金利の通貨を買って、高金利の通貨を売る | 支払いになりやすい(マイナス) |
このように、同じ通貨ペアでも「買い」か「売り」かで、もらう側にも払う側にもなります。「持っているだけで必ず増える」わけではない、という点はしっかり覚えておきたいところです。
うれしい点と、気をつけたい点
スワップポイントの魅力は、なんといっても「保有しているあいだ、日々コツコツ積み上がっていく可能性がある」こと。値動きをずっと見張っていなくても、ポジションを持ち続けるだけで受け取りが発生することがあるので、忙しい人にも向いていると言われます。長くゆっくり付き合うスタイルと相性がよいわけですね。
いっぽうで、気をつけたい点もあります。スワップポイントは金利の動きに合わせて変わるので、昨日まで受け取れていたのに金額が減ったり、向きが逆になったりすることもあります。さらに大切なのは、たとえスワップで毎日プラスになっていても、肝心の為替レートが大きく逆に動けば、その値下がりのほうが上回って結果的に損になることもある、という点です。スワップだけを見て安心しないことが、初心者にとっていちばんの守りになります。
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始める前に知っておきたいこと
スワップポイントは、実は同じ通貨ペアでも取引する会社によって金額がけっこう違います。受け取れる額が大きいところ、小さいところ、さらには「買い」と「売り」で条件が違うところもあります。だからこそ、どこで取引するかをはじめにきちんと確かめておくと安心です。手数料やルールもあわせて、自分に合うかどうかを見比べるとよいでしょう。具体的な比べ方が気になる方は、取引業者の比較もあわせて読んでみてください。
そしてもうひとつ。スワップ目当てで大きく持ちすぎると、為替が逆に動いたときの値下がりが重くのしかかります。最初は少ない金額から、無理のない範囲で試してみるのがおすすめです。「コツコツの受け取り」と「為替の値動き」は別もの、と切り分けて考えるクセをつけましょう。
まとめ
スワップポイントとは、二つの国の金利の差から生まれる、日々の小さな受け取り(または支払い)のことでした。高金利の通貨を持てば受け取りになりやすい一方、組み合わせ次第では支払いになり、為替の値動き次第では損もありえます。「持っているだけで毎日ちょっとずつ」という響きは魅力的ですが、為替レートの変動とセットで考えることが、長く安心して付き合うコツです。あせらず、まずは仕組みを正しく理解して、ご自身のペースで少額から一歩を踏み出してみてくださいね。小さく始めて体で覚えていくのが、いちばんの近道になりますよ。
※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。