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つみたて投資で損したときどうすればいいですか?落ち着いて読む対処法

「コツコツ積み立てていたのに、口座を見たらマイナスになっていた……」。そんなとき、心臓がドキッとしますよね。つみたて投資で損したときどうすればいいですか、と検索したあなたは、きっと今すこし不安な気持ちでいるのではないでしょうか。まずお伝えしたいのは、評価額がマイナスになること自体は、めずらしいことでも、あなたの選択が間違っていたわけでもない、ということです。この記事では、損が出たときに気持ちを落ち着けて、何を考えればよいのかを、となりで一緒に画面をのぞき込むようなつもりでお話ししていきます。

損が出たときは、まずは深呼吸から

結論から言うと、いちばん大切なのは「あわてて行動しないこと」です。マイナスの数字を見ると、「もう全部やめて引き出したほうがいいのかな」と思いがちですが、その勢いで売ってしまうのが、いちばんもったいないケースなのです。

つみたて投資は、たとえるなら毎月少しずつ水をためていく貯水タンクのようなものです。天気の悪い日(相場が下がる日)もあれば、晴れの日(上がる日)もあります。雨が降っているからといって、タンクの栓を抜いて水を全部流してしまったら、これまでためた分も失われてしまいますよね。まずは画面を閉じて、一度深呼吸する。それだけで判断がずいぶん変わってきます。

ここで知っておきたいのが、「評価損」と「確定した損」のちがいです。画面に出ているマイナスは、いまの時点でいくらになっているかという「途中の数字」にすぎません。実際にお金が減るのは、売ったその瞬間です。テストの見直し中に赤ペンで仮の点数を書いただけの状態と、答案を提出して点数が確定した状態が別物なのと似ています。売らないかぎり、その赤い数字はまだ「仮の点」なのだと考えると、少し肩の力が抜けるはずです。

そもそも、なぜマイナスになるのでしょう

損が出る理由を知っておくと、必要以上に怖がらずにすみます。つみたて投資の評価額が下がる主な原因を、シンプルに整理してみました。

よくある原因 かんたんな説明
相場全体の下落 世界の景気や金利の動きで、投資先全体が一時的に値下がりしている状態。
始めたばかり 積み立てた金額がまだ少なく、ちょっとの値動きでも割合では大きく見える時期。
短期の上下 数日〜数か月の値動きは波のようなもので、長い目で見ると一部分にすぎないこと。
為替の影響 外国の資産を含む場合、円高に動くと日本円での評価額が下がって見えること。

とくに始めたばかりの時期は、投資した元手が小さいので、少し下がっただけでも「マイナス◯%」と大きく表示されがちです。金額にすると数千円ということも多く、見た目の印象ほど深刻ではないことがよくあります。たとえば1万円積み立てた直後に全体が5%下がったとしても、減って見えるのは500円ほど。コンビニで少し多めに買い物をしたくらいの金額だと考えると、印象がだいぶ変わってきませんか。

損が出たときに考えたい3つのこと

では、実際にマイナスを見たとき、何を確認すればよいのでしょうか。次の順番でゆっくり考えてみてください。

1. 使う予定のないお金かを確認する

そのお金は、来月や来年すぐに使う予定があるものでしょうか。もし「当分使わない、なくなっても生活に困らない範囲」のお金であれば、今すぐ売って損を確定させる必要はありません。逆に、近いうちに必要なお金まで投資に回していたなら、その点はこの機会に見直すサインかもしれません。目安として、急な出費に備える生活費の数か月分は投資とは別に手元に置いておくと、相場が荒れても心に余裕が生まれます。

2. 積み立てを止めるかどうか考える

下がっているときに積み立てを続けるのは勇気がいりますが、価格が安いときは「同じ金額でより多く買えている」とも言えます。これは安売りの日にいつもの商品を多めに買えるようなイメージです。家計に無理がない範囲なら、淡々と続けるという選択肢も十分にあります。もし不安が大きいなら、いったん停止ではなく、毎月の積立額を少し減らして様子を見るという中間の選び方もあることを覚えておくとよいでしょう。

3. 自分の目的を思い出す

そもそも何のために始めたのかを思い出してみましょう。「10年後、20年後に向けて」という長い目的だったなら、今日のマイナスはまだ途中経過にすぎません。ゴールが遠いほど、目の前の波に一喜一憂しすぎないことが大切になります。始めたときに考えていた目的をメモに書いて、口座アプリの近くに貼っておくと、不安なときの道しるべになります。

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やってしまいがちな注意点

最後に、不安なときほどやりがちで、あとから後悔しやすい行動をまとめておきます。

  • 毎日のように口座を開いて、値動きに気持ちを振り回されてしまう。
  • 下がった瞬間にあわてて全部売り、その後の回復を逃してしまう。
  • 「取り返そう」と、生活費まで使って急に大きく買い増してしまう。
  • SNSの極端な意見を見て、自分の計画と関係なく動いてしまう。

どれも、不安という気持ちが引き起こしやすい行動です。あらかじめ知っておくだけで、いざというときにブレーキをかけやすくなります。チェックの回数を「月に一度だけ」と決めてしまうのも、気持ちを守る一つの方法です。

まとめ:マイナスは「失敗」とは限りません

つみたて投資で損したときどうすればいいですか、という問いへの答えをひとことで言うなら、「まずは落ち着いて、自分の目的とお金の余裕を確認すること」です。評価額のマイナスは、長い道のりの途中で出会う雨のようなもので、それ自体がただちに失敗を意味するわけではありません。あわてて栓を抜かず、自分のペースを保つこと。それが、不安な時期を乗り越える、いちばん地味で確かな方法だと思います。今日できることは、大きな決断ではなく、いったん画面を閉じて深呼吸する、ただそれだけで十分なのです。

※投資は自己責任です。本記事は情報提供であり投資助言ではありません。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の取引・業者を推奨するものではありません。投資判断は最終的にご自身の責任でお願いいたします。
田中 誠一郎
この記事の執筆者
田中 誠一郎
FP2級 証券外務員一種 元・証券会社15年
元・大手証券会社に15年勤務後、独立。FP2級・証券外務員1種保有。バイナリーオプション・FX・資産運用を中心に、入門者向けの解説記事を多数執筆。「難しい金融知識をわかりやすく」をモットーに活動中。

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